『回路』

「リング」(の引用も違うが)は退屈でしょうがなかったけど、んー、独特の“違う”間がヤバすぎ。ネットと幽霊の不気味なリンク、虚実交わったリアルな…。黒沢氏が執拗に描き続けている絶望的な終末観(願望)、それは一つのもので、明らかに諸作(多作)同時空下で繋がっている。その圧倒的にドリジナルな“もうひとつの世界”は依然として病みまくっていて、光が差す気配など、全く無い。