「チャールズ・マンソン」

映画秘宝の記事を漁ってみたら、88年に撮影が開始された16ミリ撮りの自主映画で、予算等の問題で撮影が中断したが98年に「Charlie's Family」として完成、今回のバージョンはそれを再編集したものとのこと。
前半のドラッグ&セックス三昧のデイドリーミーな日和具合から、後半は悪夢的な狂乱のサバトスプラッター描写の祭りへと転化する。信者達がとにかく人をナイフで刺すのだが、刺しすぎなくらいシュポシュポ刺してて面白い。フィクションの“波紋”パートの醸す虚無犯のほうが実は気味悪い。