「VITAL」

htms4s2005-01-30

今日は遂に、ようやく京都シネマ(2ヶ月ほど前にオープンしたもろアート系。元・朝日シネマ)に行ってきた。なんか場所的にどうも烏丸というところは行きにくい(あと、御池とか)。
距離的に3分とか5分のことなのに(河原町から。ていうか←距離的に、ではなく時間的に、が、良いのではないか自分)、まあ、御池通りは公私共に認めるデス・スポットだが、個人的には烏丸通りも立派なデスバレー・ボムだ。でも正確にいうと市内の九割九部がデス・メタルだ。この超ミニマル行動学を実践する僕にとっては。例えば一年間、自分が通行した道路・路地に・つーか・地図に赤ペンでピーってやる実験をやってみたら、もう恥ずかしいくらいおんなじとこばっっっっかり行って来ての往復でもう真っ赤っ赤のズル剥けなんとかみたいになるだろう。実験の人も「なんやこいつ!生活!半径何キロのアレか!ずっと!さっきから!」みたいな訳のわからんツッコミの一つも入れたくなるというもんだ。
まあそんなこんなの考察も入れつつ、(ていうか、場所普通に朝日シネマのとこでよかったのに。めちゃくちゃええやん、あそこ。)結局用事で烏丸通りに出たので、そのついでに行ってきたのである。

(余談:上映時間まで空き時間があったので、映画館と同フロアにある芸大のアートショップみたいなところでプラついてたら、舟越桂(彫刻家)の版画集という本があって、その版画の人物の顔がBUCK-TICK今井寿そっくりだった。今井寿だらけだった。)

で、観たのは塚本晋也監督の「ヴィタール」。

予備知識としては、浅野忠信、医者、解剖、くらいだったけど個人的には色々とそれらプラス、雨とか、死とか、肉体とか、あっちとこっちとか、匂いとか、フェチとか、なんかもうツボ箇所が割りと多くてジワンジワンきてしまった。なんか正直、愛はあんまり感じなかったけど(人間失格)、感情と人間は感じた。
うん。
おもしろい。
この映画おもしろい。
塚本監督やばいの作った。

写真:調子に乗って買ってしまった巨大なポスター