エレクトロニックカルマまるでカルナー纏った悪魔の歌唄い指先とペンの行き先に招かれるペネロぺクールキースになった気分純白を塗り潰していく罪深いこの手慈悲深いその手で私に触れるあなた気が狂れることならばそれは言霊の気まぐれ日が暮れる連続夜の次に夜待つコープスブライドキルビル生き延びる目の民は眠り続けた夢こそが現実と知る浮世の月夜黒と白の交わる崖の底の空模様投げかける生から死への架け橋かけ足で生きない歩き続ける欲望のママンダイアナが見つめる私をあなたの死を殺されるから生きる血は闇の色だった目のない画家が描く自画像ピカソずっとそこに居たジグソウに見せられた悪夢覚めても夢また夢また夢溶けてきたアブラカタブラナムアミダブツ業に溺れる彼岸すら見えない自分しか見えない目に映る芸術なんて全てまぼろしようやく気付いたまるで盲目願望の赤ん坊が詠む詩言い切れる確実生きれば死に交われば離れる肌の温もり消えないと思っても残ると思っても忘れないと思っても消える残らない忘れる残酷な事言って傷痕残したい刻み付けたい本能は狂わない尼僧を踊らせて踊り子と座禅組む夜明けのミュージック君が泣いたまた泣いた股の間で泣いたばかり殻の肉体持って心も空にして泣く真っ暗闇で頭真っ白にして踊り狂う現実から逃げるそれは死よりも美しい心から思う音楽はまるで不具者のように愛おしいまるで月夜のリヴィング・デッド・レジェンズ・ロマンス・ネクロマンサーの如く生きる事は百年の孤独に酔う陰と陽をほどく私は次の僕ですそれを知った先日は現実だったマルホランドドライブ山の中で出会った恋人の右目左目を潰して太陽見つめ合って想いを焦がし尽くしたら迷子背後から正面衝突クラッシュフラッシュバックパッカーキチガイだった私が私達となってから何年も経つもたつく足は最前線に立たされる若い兵士のように笑い泣き震え眠れない夜に夜が囁く言葉を爪の先で聞いていたら臍の中に宇宙が見えた私は夢中で臍を手繰り寄せた舌の下に乗せた切れないナイフで全てを切り裂き秋の木漏れ日を掬いあげた時にデジャブむしゃぶりつくクリスチャンのブッダは左胸が病気泣き崩れる参列者に笑い転げる死者は次の日に泣いていたそう心満たそうとするクールビューティーよりも狂うビューティー栗山血沸き肉踊る唯識無意識五秒間で飛んだこの行間物語る者が去るリハーサル無き無常のトークショー語り魔性