LUV(SIC.)』/ SHINGO2('01/HydeOut)
もう、コレは買ってから(10日くらい?)毎日聴いて歌ってマス。Mary JoyじゃなくてHydeOutっていうのも何か新鮮で気持ち良いけど(変態)、この曲の成分が本っ当にイイ。“Tags〜3”@リキッド・ルームで「落ちてる時に救われた曲」と言って披露したのがこの曲らしいんですけど。とにかく、トラック制作のNujabes(!)が天才的なセンスを発揮してて、今みたいな季節の終わり目変わり目とかに聴いたら下手したら、泣く。ORG.はシンプルに進行するビートにまさにラブシックな物悲しいピアノが組まれ、要所要所にソプラノ・サキソホンが優しく鳴り渡ります。RMX.もNujabesがやってるけど、ビートが少し激しくなってて、上モノがまたまたグッとくる琴線直撃系で、今度はボッサ・ギター(!)が秋の風のように綺麗に流れてマス。シンゴ02の曲の多くは、革新的だったり実験的だったりするけど、今回のは、より多くの人に受け入れられるであろうスタンダード、素直に良い楽曲。まぁ、でも「Luv(Sic.)」っていうタイトルとか、ジャケで抱いてる可愛いすぎる小犬とか、裏ジャケのリリック・ノートとかはやっぱりヤバイと思うけど、相変わらず。
“'cause the beat plus the melody makes me speak of L.O.V.E eloquently, so evidently ... ”
というフックの詞も微笑ましいし、らしい。