『2001年、日本映画の新しい作家たち』

みなみ会館
よりによってオールナイト当日に15時間労働という素晴らしい悪条件。ていうか急に気温寒いのに、何故か劇場内の空調は容赦なくそよ風を送りこんでおり、震えながら観る。状況シット。回想しとく。
一本目は行定勲の「ひまわり」。初恋の淡い記憶と今ある現実。ノスタルジック・ファンタスティックな虚実。朝本氏のピアノは成功。麻生久美子は良いのか悪いのかよくわからない微妙な特性スパイラルに誘惑。袴田吉彦、何故ecko?
二本目、塩田明彦の「月光の囁き」。既に見ているので寝ようとしたが失敗。ヤバすぎのつぐみに再びボロボロにされる。よくこんなのじっと見てられますね、皆さん。傑作だと思うけどもう見たくない。むしろ犬になりたい…(壊)。
三本目、冨樫森の「非・バランス」。スミマセン。冒頭数分、あとは殆どサブリミナル映像的記憶しかありません。寝てました。
四本目、大谷健太郎の「アベック モン マリ」。良い。夫婦二組の複雑な関係。でも夫婦。それが夫婦。ってことで。ワンカット長めの舞台劇的な間とナチュラルな主張。絶妙なキャラ立ち具合の板谷由夏に惚れ惚れし、安定したイルスキルを披露する大杉漣に笑う。ラストが地味〜にヤバイので泣かないように。