from darkside

最後の行から始めるような感覚
痛みに絡む光は眼窩を食う
回転を止める脳内クローネンバーグ
brain whisper head hate is noise
一人三役で藪の中へ
気が狂っては降りていく
残像の残存勢力
水溜まりの底に映る真っ青な空
言葉の自殺を見て溺死する
精神はまるで放浪し続けるピエロだ
うずくまるシャーマンに忍び寄る子供
力を吸われ詩が尽きる死人
あなたの死体からあなたの知らない世界が見えるよ
流れる
時は誰も待たない
流れる
異常とは正常であり正常とは異常であり
心に共鳴する水琴窟は新しいリズムで
状況という状況をやがてくる朝まで踊らせて止まない
絶え間ない闇の中に光る音
一人残された戯れた独り言
この世を忘れさせるために
人を言葉で酔わせることが?
彼は枯れ葉さえ赤く染める抱擁を振る舞う
色のない理性をも高揚させる
言葉の流れ言葉の眺め言葉の雪崩言葉の中で
直線と曲線を独占する
雪は砂漠
事あるごとに描く殺伐の絵
overdose dose one gasper noe
カルマに絡まれた私の宇宙
カルマに絡まれたあなたの宇宙
表裏のない世界は果てしなく広がっている
手の鳴る方へ
読者は民の痛みの囈に毒された
故に
死にピントを合わせることが生きるヒントと知る
理無き反抗を異なりの淵から
太陽の真下
その口から月を吐き出せ
呼吸は抑止力となって
世界は美しく照らされる
喜びの彼方に
悲しみをあなたに
閃きは消え去り
内への旅は終わる
無意識の中に意識を置く
光に絡む痛みは眼窩を食う
最初の業から始めるような感覚