▼アジア映画祭2002@京都市国際交流会館に行ってきました。ツァイ・ミンリャンとリー・カンションの講演がアリということで、それに惹かれていったわけです。『ふたつの時、ふたりの時間』(台湾・仏)は、もうこの監督の独特の“間”は僕は個人的にツボなのでどっぷり浸からされました。例によって眠くなるような映画ですが。で、上映後の質疑応答でのツァイ監督の話がとても興味深く共感できる内容でした。
「今の社会の動き、流れはとても速くなっています。開発、コンピュータ、様々な技術の進歩は著しいです。そして多くの人々はそういうものに目を向けます。しかし本当に追求すべきは心の、内面の進歩ではないでしょうか。」
他にも、あの“間の長さ”の理由、台詞や展開の殆どない作風の理由などを、禅の話を引用したりして説明されていました。オモロそうな人でした。
あともう一作品、チャン・イーモウの『至福のとき』(中国)を観れたのですが、これは傑作。絶対泣かされます。(主演のドン・ジエが素晴らしく可憐です)