Broken Beat

病にも似た真実
表と裏の狭間で
意識さえ飢餓
私は恐ろしく
さては誘われた果て
醒めた夢の巻き戻し
色褪せた風より
全てを殺したあとの雨
夜はまるで
朝を孕んだ盲目の少女
目を閉じたなら
鎖骨の皿
恍惚の様
忘れたがる
触れたがる
その傷口は真実
眼球は探究をやめる
皮の下には骸骨
一人残らず
骸骨からっぽ
この世では

嘘をついている